ひらやんのブツクサ独り言   ON WEB
 バックナンバー一覧メルマガ登録・解除・変更お問合せ 2004/5/5配信
反戦自衛官

 イラクで武装グループに拘束された2人のジャーナリストのうち1人は元自衛官だそうです。この「元自衛官」の定義については議論が分かれます。任期を全うした、あるいは定年まで勤めた、もしくは昇任によって任期制隊員から定年制に移行したものの事情があって定年前に退職した者を「元自衛官」と呼ぶのは何ら異論はありません。しかし新隊員の前期教育課程の途中で挫折したり、任期の途中で正規の手続きによらないで自衛隊を去った者を「元自衛官」と呼ぶには抵抗があります。とくに1任期の途中で挫折して退職した者を元自衛官と呼ぶのは、日本語の用法を誤っているとさえ思うわけです。

 この2人のジャーナリストが先日、外国人記者の記者会見で「反日分子で何が悪い」という、開き直りの発言をしました。本気で「自分は反日分子である」との自覚のもと、確信犯的に日本国政府の渡航自粛勧告を無視した結果として人質になったのだとしたら、日本から差し向けられた救助を“良心的に拒否”するぐらいの根性を見せて欲しかったと思うわけです。

 報道の自由という権利だけを主張して、いざ危ない目に遭ったら「当然に国家の責任で助けてくれる」と思っているのだとしたら、それこそホンモノの反日分子でしょう。報道する自由が権利なら、危ない目に遭ったときは自力で脱出する責任があります。「自己責任」とはそういうことです。

 ある報道によると、2人のうち元自衛官のほうは「反戦自衛官」なのだそうです。お断りしておきますが、まともな自衛官ならば皆「反戦自衛官」です。
なぜなら有事の際に真っ先に生命を賭して戦わねばならないのです。なるべくなら実戦は経験したくありません。そういう意味での「反戦」です。

 イラクで拘束された彼は、心情的には「反戦」なのでしょう。しかし、同時に「反日」でした。ですから正しくは「反日自衛官」と呼ぶべきなのです。日本を守るべき自衛官が「反戦」であることは何の問題もありません。が、守るべき対象に反感を持っている「反日」ならば、私の心情としては「そんなにイヤなら、こっちからお願いしてまで日本国民でいてもらおうとは思わない。どうか勝手にお好きな国へ行って暮らしなさい」と言いたいですね。


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