ひらやんのブツクサ独り言   ON WEB
 バックナンバー一覧メルマガ登録・解除・変更お問合せ 2003/9/22配信

体験入隊 その1

 新入社員の研修で、体験入隊をさせる企業があります。たいてい2泊3日、長いときで1週間ていど。自衛隊の隊舎で日課時限どおりの生活を体験しながら、基本教練や体力練成などの科目を、実際に体を動かしながら教育されます。

企業が負担するのは実費として食費ぐらいで、しかも規則正しい生活を叩き込んでくれるというので、毎年春から梅雨入り前あたりまで、どこの駐屯地でも体験入隊を受け入れているようです。

 体験入隊の新入社員諸君には、本職の隊員が着ているものと同じ作業服と半長靴が貸与されます。
民間人なので、階級章はありません。

 本物の作業服を着て帽子をかぶれば、本職の自衛官と見分けが付かなくなるのではと思いきや、やっぱりどこかぎこちないというか、服装が板についていないのは遠目からもよく分かります。

長い髪が帽子の脇からはみ出しているし、かぶり方もあみだになっているし、なんといっても歩く姿を見ると背筋が伸びていないので、誰にでも「コイツ、体験入隊だな」と分かるのです。

 彼らがまず戸惑うのは、自衛隊の日課時限がすべてラッパで区切られていることだといいます。朝の起床からはじまって、点呼、食事、国旗掲揚、課業はじめ、国旗降下、課業おわり、消灯。
すべて異なるメロディを聞き分けろというのは無理な話で、ただひたすら教官・助教に言われたとおりに動くのが精一杯。1日目は「忙しいだけで、ワケが分からないまま終わる」そうです。


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